坂田城跡梅林
山武郡横芝光町坂田
坂田城は14世紀中頃、千葉氏によって築城されたといわれています。その後、千葉氏の重臣・三谷氏の居城となるも、その内紛に乗じた井田氏に乗っ取られてしまいます。井田氏は主家千葉氏と共に、小田原の北条氏の配下となり天正年間には16郷57村を治める勢力を持ちましたが、坂田城は天正18年(1590)、豊臣秀吉の小田原征伐により城主留守の間に無血開城、廃城となりました。現在の城趾は、台地上のこんもりとした山林に曲輪や、大規模な空堀・土塁がそのまま保存され、中世の城郭ファンの間では根強い人気があるそうです。そこには1,500本もの梅の木があり、毎年2月の第4土曜日から3月の第2日曜日まで「梅まつり」が開催され、多くの家族連れで賑わいます。会場では梅の加工品や漬け物・地元特産物の直売や、野点などが行われます。ここの梅林は、千葉県隣接する「ふれあい坂田池公園」周囲には桜並木も整備され、訪れる人々の憩いの場となっています。[花と緑と農芸の里]からは、県道116号線を通ってJR横芝駅方面へ車で10分ほどの近距離です。
※ 「坂田城趾梅まつり」に関しては、
横芝光町役場産業振興課 TEL.0479-84-1215まで。
|