DIC川村記念美術館

　｢DIC川村記念美術館｣は、DIC株式会社(旧社名大日本インキ化学工業株式会社)が、その関連グループ会社と共に収集した美術品を公開する施設として同社総合研究所の自然豊かな敷地内に設立、今年開館25周年を迎えます。

　レンブラント、モネ、ルノワール、シャガール、ピカソらに代表される珠玉の西欧絵画や、長谷川等伯、横山大観、尾形光琳らの日本美術の名品から20世紀のアメリカ現代美術まで国内有数の幅広いジャンルの収蔵品を誇ります。コレクション展示の他、年間を通して様々な企画展が開催されています(展示作品は時期によって変動します)。

　広大な庭園の中心をなす池の側に建つヨーロッパの古城のような建物内は、ひとつひとつの作品をゆったり鑑賞できるよう贅沢な空間がとられ、郊外型美術館の有り難さを実感。毎日14時から実施されているガイドツアーに参加して、作品への造詣を深めてみたい。

｢DIC 川村記念美術館｣の魅力のひとつがその立地環境。美術館の建つ約30ha (9万坪) の敷地内には多種多様な樹木･草花の他、野鳥や昆虫が棲息し、四季の移ろいを感じられる豊かな自然が守られています。年間約20万人が訪れるという自然散策路には千葉県生物多様性センターのサテライトも設置されています。訪れる際には注意事項やマナーを守って散策を愉しみましょう。

開園時間･休園日は美術館と同じです。
　散策路の入り口にはレストラン｢ベルヴェデーレ｣(TEL.043-498-0848)があり、千葉県産の食材が積極的に取り入れられたイタリア料理が頂けます。