【 ミニストップ株式会社 協賛 】 第18回 花の輪運動                      < 愛知県名古屋市立自由ヶ丘小学校 >


毎年、全国1,000校へ花と緑を贈る[花の輪運動]では応募の際に各小学校が環境や地域性などを考慮し、「花の苗」と「木の苗」いずれかを選択できるようになっています。
子供たちと共に成長する花や実のなる木を植えたいと思ってもスペースが確保できなかったり、育てるのが難しいのではと、「木の苗」を希望される学校は全体の1割程度ですが、頂くお便りの中には「卒業生が毎年、木の成長を見に来てくれる」とか「花が咲き、実のなる木の成長はそのまま生命の循環の教育につながります」といった声が数多く寄せられます。
今回は、3年前に当選された愛知県名古屋市立自由ヶ丘小学校(児童数337人/鬼頭昌也校長)から、校庭で元気に育つざくろの木の報告を送って頂きました。


第16回[花の輪運動]で自由ヶ丘小学校は木の苗コースを希望し、当選されました。11月下旬に届いた「げっけいじゅ」「なつめ」「さくらんぼ」と「ざくろ」の苗木(各1本)を皆で協力して校庭に植樹しました。その後、環境委員の児童たちが、「花が咲いた」「実がふくらんできた」と一所懸命に観察を続けた様子は、写真ニュースとして全校児童に報告されました。「果樹やきれいな花の苗を学校に植えることは、理科の勉強の面でも、また心の面でも大変よいことだと感じました。ぜひ、この花の輪運動が拡がり、発展することを願っています。」と環境担当の安達千束先生が語って下さいました。

昨年10月、初めて実った貴重な
ざくろの実。できるだけ多くの人
に味わって貰おうと、ひとりひと
粒ずつ頂いたそうです。
下の写真は、昨年6月に咲いた
色鮮やかなざくろの花。
(写真提供:自由ヶ丘小学校)
Zakuro trivia ざくろ(石榴)はザクロ科ザクロ属の落葉小高木。原産地はイラン東部から北インドの山地。樹勢が強く成長が早いのが特徴です。子供を守る鬼子母神の宿る木とされ、食用となるその実は栄養価(ビタミンB1、ビタミンC、クエン酸〜他)が高いうえ、子孫繁栄をあらわす縁起の良い果実として「吉祥果」とも呼ばれています。また、中国の詩人・王安石の「石榴歌」に詠われ、「紅一点(こういってん)」という言葉の語源ともいわれています。