暖冬とはいえ、日に日に寒さが身にしみる季節となりました。上州空っ風の吹き荒れる校庭で、パンジーがほこりをかぶりながらも一生懸命咲いています。なんだかとてもかわいそうだけれども、健気な姿が子どもたちの心を励ましてくれています。
この度は、たくさんの花の苗をいただきありがとうございました。下川淵小学校は、毎年、1年生から3年生までの児童が｢一人一鉢運動｣として、夏はマリーゴールド、冬から春にかけてパンジーときれいな花を咲かせ、学校行事のときに学校を飾り、大活躍をしています。下川淵小学校は、校庭の真ん中にある大きなシンボルツリーの｢えのき｣が、子どもたちの憩いの場所となっています。その近くの丸池を取り囲む花壇のまわりでも、子どもたちが毎日元気に遊んでいます。丸池花壇では、1年を通して、宿根草やこぼれ種で咲くコスモスなどが、子どもたちの成長を守り続けています。
今年度は、いただいた苗を栽培委員会の児童やみどりの少年団活動として、5・6年の児童が花壇に植えました。また、土曜日奉仕活動のクリーン作戦では、お父さんたちも手伝ってくださいました。その後も、栽培委員会の児童が、水やりや花がら摘みをして育てています。草取りをしていると、栽培委員会の児童でない子も手伝ってくれることがあります。｢どうして花をとってるの？｣と、聞かれることもあり、説明すると喜んで手伝ってくれます。そんな花を大切にする気持ちから、優しい思いやりのある子どもが育ってくれることを願っています。
心からお礼申し上げます。ありがとうございました。
◆群馬県前橋市立下川淵小学校 環境教育担当 岸田幸子様◆
拝啓 師走に入り皆様方には忙しくお過ごしの事と存じます。
このたびは、たくさんの花の苗をご贈呈いただき、まことに感謝しております。
今回、ご贈呈いただいた花の苗は、秋植え前のまだ淋しかった玄関前や校庭の花壇を美しく飾る事ができました。本校の児童と教職員だけでなく、学校の前を通って通勤する地域の方や登下校する中学生など多くの人の心を和ませてくれます。
花の苗が届いたときには、子どもたちも感謝の気持ちを込め、楽しそうに、土を作ったり、花壇やプランターに植えたりして、楽しむことができました。春には花壇いっぱいに花が咲くのを楽しみにしています。花を育てながら、成長の変化を楽しみ、命の大切さを感じてくれると思っています。本当にありがとうございました。
最後に、財団法人花と緑の農芸財団様のますますのご発展をお祈りして、御礼の挨拶に代えさせていただきます。 敬具
◆愛知県名古屋市立梅森坂小学校長 石井鈴一様◆
拝啓 寒冷の候、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
この度は、｢育てよう、花と緑、校庭に｣第17回花の輪運動におきましては、本校にたくさんのかわいい花の苗をお送りいただき、ありがとうございました。心より感謝申し上げます。
10月にお送りいただきました苗は、早速校庭の花壇や屋上のプランターに植えさせていただきました。あれから早くも2ヶ月が過ぎようとしておりますが、苗はすっかり根付き、かわいらしい花を咲かせ、毎日私たちを楽しませてくれております。
本校では、5・6年生の児童19名からなる｢花と緑の委員会｣が、毎日の水やりや花壇の手入れを担当しております。しかしながら、この委員会の児童と担当教師の力だけでは、十分な手入れが行き届かないことも多いため、数年前より、PTAのお母さん方の中からボランティアを募り、花壇の手入れのお手伝いをしていただいております。この方々は、｢ふれあい係～ガーデニング担当～｣として、学校のメインストリートにある花壇の栽培計画、苗の植え付け、花の手入れなどと足繁く学校に通い、大変熱心に活動してくださいます。貴財団から花の苗をいただけることになった時に、実は一番喜んでくださったのが、このお母さん方でした。
写真にあります苗の植え付けのようすは、普段は別々の時間に活動している、花と緑の委員会の子ども達とガーデニングのお母さん方が一緒に活動しているところです。花壇の看板もお母さん方の手作りで、本校の自慢の一つです。
花がいっぱいの環境に育った子ども達は、きっと豊かな心を持った優しい人に育ってくれることと信じております。貴財団の活動は、私どもにとって大変ありがたく、社会的にも大変に意味深いものであると感じております。どうぞこれからもこのような運動の輪を広げていただき、貴財団がますますご発展されますことをお祈り申し上げます。 敬具
◆神奈川県厚木市立妻田小学校 学校長 阿部朋子様／担当 堀江理佐子◆
