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J国土緑化運動・国際森林年切手
戦争などによって荒廃した国土に緑を復活させようという国土緑化運動は、戦後間もなく始まりました。以後、「緑の羽根」募金運動の広がりと共に毎年都道府県持ち回りによる植樹祭が開催されるようになります。最初の「国土緑化運動」切手は昭和23年(1948)に発行され、大地に強く根をはる樹木が大きく描かれています。昭和40年(1965)の鳥取県での開催以降は、毎年記念切手が発行されています。平成5年(1993)に沖縄県糸満市で開催された全国植樹祭を記念して発行された切手は、デイゴの花とサンゴ礁に囲まれる島の図案(JA)。デザインした内田悦子は暑中見舞用郵便葉書(かもめーる)や、年賀郵便切手などの図案を数多く手掛けています。国土緑化運動50周年にあたる平成12年(2000)に大分県で開催された全国植樹祭を記念した切手は、図案に九重連山、大分県の県花である「ブンゴウメ」と県鳥「メジロ」が描かれています(JB)。また、平成20年(2008)に開催された全国植樹祭を記念して、開催地・秋田県の「ふるさと切手」として発行された切手(JC)は、切手2連を1図案として5種をシート化した珍しい構成です。写真のチングルマと森吉山の図案の他、イワカガミや紅葉など3名の写真家の作品を図案化しています。
デイゴとサンゴ礁に囲まれた島 ■種別=記念切手 ■額面=41円 ■発行日=平成5年4月23日 ■発行数=2千2百万枚/ブンゴウメとメジロと九重連山 ■種別=記念切手 ■額面=50円
■発行日=平成12年4月21日 ■発行数=2千5百万枚/秋田県ふるさと切手「国土緑化」 ■種別=ふるさと切手 ■額面=50円×10枚 ■発行日=平成20年6月13日 ■発行数=百万シート |