慣れない手つきでお米を研いだり、おむすびを結ぶ若者たちを経験者が支えます。農家出身の学生が重い米袋を背負います。未曾有の災害の中、奇跡的に助かった大切な命を守ろうと皆が必死でした。初めて会ったばかりの幅広い年齢層の人々の間には、やがて心の絆が結ばれていったといいます。
行政からの材料調達が困難な状態だったため、プロジェクト独自で県内の個人農家やJAなどから供給を受け、同時に県外からの搬送ルートも確保、ネットやツイッターで材料(米・塩・ふりかけ・具材など)提供と、活動資金やボランティアを広く募りました。中には喜多方市の小学校から温かいメッセージと共に届けられた児童たちが収穫したお米も含まれていました。産・官・学・民の皆が早朝5時半に会津短大調理室に集合し、毎日1,500〜2,000個のおむすびを結び、食糧の供給量格差が生じている地域や避難所を調整して、「今、足りていない」避難所へ重点的に届けられました。
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